蜂の子は美肌づくりをサポートする

蜂の子に含まれている豊富なアミノ酸が肌の保湿を維持

美肌のために保湿が重要な理由

肌のうるおいは、美肌の条件の一つです。
うるおいが保たれた肌は、乾燥によって起こるニキビなどの肌トラブルや、シミの原因になる紫外線の吸収などを抑えることができるのです。
また、肌が乾燥している状態だと、古くなった角質(肌の一番外側)を落としてくれる「タンパク質分解酵素」の働きが弱くなり、角質が厚くなります。
その結果、スキンケア化粧品などの浸透が悪くなる場合があります。
このように、美肌を実現するためには、肌のうるおいを維持することが大切です。

保湿にアミノ酸が必要不可欠な理由

肌のうるおいを維持するために、重要な成分の一つがアミノ酸です。

角質の中に存在する天然の保湿因子(NMF)は、約半分はアミノ酸と、アミノ酸からつくられる成分(PCA)で構成されています。
うるおいが守られている肌は、このNMFと細胞間肌脂質のバランスが保たれ、角質が綺麗に整っています これに対して、うるおいが不足している肌はNMFも不足しており、角質細胞の重なりが乱れて肌が乾燥している状態です。
ですから、保湿を維持するためには、肌の外側からケアするだけでなく、NMFをつくるために必要なアミノ酸をしっかりと摂取することが大切です。

蜂の子に含まれているアミノ酸

ミツバチやスズメバチの幼虫やサナギである蜂の子には、このアミノ酸が豊富に含まれており、その量はローヤルゼリーの約3倍ともいわれています。
そんな蜂の子は、体内で合成することができない必須アミノ酸9種類を全て含んでいます。
また、非必須アミノ酸は、全11種類のうちの10種類が蜂の子に含まれているのです。

天然保湿因子であるNMFは、一種類のアミノ酸からなるのではなく、アルギニンやグリシン、アラニン、セリン、グルタミン酸、プロリン、トレオニンなど、様々なアミノ酸によってつくられます。
そして蜂の子には、これらのアミノ酸を豊富に含まれています。
ですから、蜂の子は肌の保湿を維持し、美肌へと導いてくれる頼もしい食品なのです。

蜂の子に含まれている栄養素が肌の弾力の維持を助ける

弾力を維持するために必要なコラーゲンとは

肌の弾力やハリも、美肌の条件といえるでしょう。
この肌の弾力やハリを維持するためには、コラーゲンが必要です。
コラーゲンとはタンパク質の一種で、肌の真皮や骨などを構成しています。
体内に存在しているタンパク質のうち、約30%がコラーゲンだといわれています。
ですから、コラーゲンが体内で減少してしまうと、肌に影響を与えてしまうのです。

コラーゲンが美肌に大切だといわれる理由とは

コラーゲンは、肌の表皮の内側にある真皮に、網目のように広がっています。
そして、水分を保ち肌のハリを守ってくれるのです。
このため、コラーゲンが不足してしまうと、肌の水分が保てず弾力が失われてしまうのです。
その結果、シワや乾燥などの肌トラブルに繋がってしまいます。

コラーゲンの生成に役立つ蜂の子の栄養素

コラーゲンも、実は様々なアミノ酸からつくられています。
蜂の子には、コラーゲンに必要なアミノ酸であるグリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、プロリン、ヒスチジンなどが豊富に含まれています。

また、蜂の子はコラーゲンの合成に関わるビタミンCも含んでいるのです。
このように、蜂の子に含まれている様々な栄養素は、肌の弾力維持を助けてくれます。

美肌づくりを助ける蜂の子のビタミンとは

美肌づくりには、ビタミン類をバランスよく摂取することも大切です。
蜂の子には、美肌づくりをサポートしてくれるビタミンも豊富に含まれています。

ビタミンB1

ビタミンB1は、糖質をエネルギーとして使える状態にするために、糖質の代謝をサポートします。
この糖質のエネルギーは、神経や脳を正常に働かせて精神を安定させるため、美肌の大敵であるストレスを溜めないために必要なビタミンです。

ビタミンB2

ビタミンB2は、脂質をエネルギーとして使える状態にするために、脂質の代謝を促します。
これにより、脂肪が蓄積しにくい体を維持してくれます。
このビタミンB2は、美容ビタミンとも呼ばれており、蜂の子の他には納豆などにも含まれています。

ビタミンC

前項でもご紹介したように、ビタミンCはコラーゲンの合成に関わる大切な栄養素です。
また、シミの原因になるメラニン生成にかかわる「チロシナーゼ」の働きを抑制し、透明感のある肌を維持してくれます。

ナイアシン

ナイアシンは、体内でホルモンの合成に関わるNADPという物質に変わります。
このNADPは、細胞の生まれ変わりをサポートするため、皮膚の健康維持に役立ちます。
また、毛細血管を広げ、血行を促進するため、冷えやむくみのない体へと導いてくれます。

パントテン酸

パントテン酸は、体内でコラーゲンの合成に関わるビタミンCの働きを助けます。
その結果、肌や髪の健康が保たれるのです。
また、美肌の大敵であるストレスを和らげる「副腎皮質ホルモン」の働きを促進させます。
このことから、パントテン酸は「抗ストレスビタミン」とも呼ばれています。
人気記事-popular column-