蜂の子とローヤルゼリーは何が違うの?

蜂の子とローヤルゼリーは、どちらも蜂由来の健康食品で耳鳴りの改善に効果があります。
しかし、蜂の子とローヤルゼリーには含まれている成分に違いがあります。

蜂の子は蜂の子ども、ローヤルゼリーは女王蜂のエサ

まず、蜂の子とは、ミツバチやスズメバチの幼虫やさなぎのことを指します。
蜂の子には、タンパク質やアミノ酸など様々な栄養素が豊富に含まれており、滋養強壮に良い食品として古くから食されています。

これに対してローヤルゼリーは、働きバチが体内で合成する乳白色のクリーム状の物質のことを指します。
これは、毎日2000個以上の卵を産む女王バチに餌として与えられるものです。

ローヤルゼリーには、炭水化物や脂質、タンパク質など多くの栄養素が含まれています。
このため、ローヤルゼリーを毎日食べている女王バチは、働きバチと比べて体が約2倍以上も大きいのです。
また、女王バチの寿命が働きバチの寿命の約4倍もあるのは、ローヤルゼリーのおかげなのです。

栄養素の違い

蜂の子に含まれているアミノ酸量はローヤルゼリーの約3倍

蜂の子とローヤルゼリーは、どちらもアミノ酸を含んでおりますが、蜂の子に含まれているアミノ酸の量は、なんとローヤルゼリーに含まれているアミノ酸の量の約3倍です。

蜂の子には、体内で合成することができない9つの必須アミノ酸が全て含まれています。
また、非必須アミノ酸は、10種類が含まれています。
このため、蜂の子はローヤルゼリーと比べて、疲労を回復する効果に期待できます。

アミノ酸は、耳鳴りの解消するためも欠かせない成分です。
特に、免疫力を高める効果のある「アルギニン」や、ストレスの改善に役立つ「チロシン」、神経機能を正常に保つ働きのある「イソロイシン」や、自律神経を整えるために必要なセロトニンの原料となる「トリプトファン」は、耳鳴りを解消するためには必要な成分です。

蜂の子には、ローヤルゼリーの約3倍ものアミノ酸が含まれているため、摂取することで耳鳴りの予防や解消へと導いてくれます。

ローヤルゼリーにはデセン酸が含まれている

ローヤルゼリーには、特有の脂肪酸である「デセン酸」が含まれています。
このデセン酸はローヤルゼリーにしか含まれていない栄養素であり、女性ホルモンと似た作用や皮脂の分泌量を抑制してくれる作用があります。
また、血液中の糖分の上昇を抑えてくれる働きもあるため、糖尿病の方にもお勧めです。

デセン酸は女性ホルモンと似た働きをもっているため、めまいやイライラなどの更年期障害の症状の改善にも役立ちます。

まとめ

蜂の子とローヤルゼリーは、どちらも蜂由来の健康食品ですが、蜂の子は蜂そのものであり、ローヤルゼリーは働きバチが体内で合成するクリーム状の物質です。

蜂の子に含まれているアミノ酸の量は、ローヤルゼリーに含まれているアミノ酸の量の約3倍です。
このため、蜂の子は体力が不足していて疲れが取れない方や、耳鳴りに悩んでいる方にお勧めです。

これに対してローヤルゼリーは、特有成分であるデセン酸が含まれているため、ホルモンバランスが乱れている方や更年期障害の症状に悩んでいる方に最適です。

このように蜂の子とローヤルゼリーは、体質や悩みに合わせて摂取すると良いでしょう。
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