蜂の子に含まれる精力を高める栄養素

亜鉛

ミツバチやスズメバチの幼虫やサナギである蜂の子には、精力アップに役立つ様々な成分が含まれています。
中でも、精力アップに重要な役割を果たす栄養素が、ミネラルの一つである亜鉛です。

亜鉛は、精子の量や質に大きな影響を与えるミネラルであるため、不足してしまうと精巣(睾丸)の精細管が萎縮し、精子が作られなくなってしまうのです。
また、精子の中にも亜鉛は多く存在しているため、亜鉛不足は性欲の低下や不妊などの原因にも繋がります。

その他に、亜鉛は男性ホルモンの一つであるテストステロンを生成する働きもあります。
さらに、亜鉛は血糖値を下げる働きがあるインスリンの材料にもなるため、ED(勃起不全)の原因にもなる糖尿病の予防や改善にも効果が期待できます。

そんな亜鉛の一日の摂取目安量は、成人男性で約15mg程度です。
これに対して、蜂の子に含まれている亜鉛の量は、蜂の子約100gあたりで約1.60mg程度です。
蜂の子のサプリメントには、一日分で蜂の子を約720mg摂取できるものがあるため、効率よく蜂の子に含まれる亜鉛を摂取するならサプリメントを選ぶと良いでしょう。

アルギニン

アルギニンは、精子の量や質に影響を与える成分です。
非必須アミノ酸ですが、体内で作り出せる量は少ないため、不足した分は食事で補う必要があります。
このことから、「準必須アミノ酸」とも呼ばれています。

なんと精子の約80%は、このアルギニンから構成されています。
また、勃起を起こすもとになる一酸化窒素の分泌を促す役割も担っています。
このためアルギニンは、精力を高めるためには必要不可欠な栄養素だといえるでしょう。

さらに、アルギニンは精力を高めるだけでなく、全身の代謝の促進や骨の強化などにも役立ちます。
アルギニンが不足してしまうと、精力の低下だけでなく疲労や老化などの原因にも繋がってしまうのです。

アルギニンの一日の推奨量は、約1500mg程度です。
蜂の子に含まれるアルギニンの量は、約100gあたりに約0.40g程度です。

ビタミンB1、ビタミンB5(パントテン酸)

精力を高めるためには、自律神経の副交感神経が上手く働くことができる状態であることが大切です。
そのためには、緊張を緩和してリラックスしている精神状態になることが必要です。

このリラックスした状態になるために役立つ栄養素が、ビタミンB1やビタミンB5です。
これらの栄養素は「心の栄養素」とも呼ばれており、精神面の健康維持を叶えてくれます。

ビタミンB1の一日の推奨量は、成人男性で約1.4mgです。
蜂の子には、約100gあたりにビタミンB1が約0.41mg程度含まれています。
これに対して、ビタミンB5の一日の推奨量は成人男性で約5mgであり、蜂の子には約100gあたりに、ビタミンB5が約1.19mg程度含まれています。

タウリン

タウリンは、非必須アミノ酸の一種であり、コレステロール値を低下させて血流の悪化を防ぐ働きがあります。
また、タウリンは精力アップに欠かせない亜鉛の消費を防ぐ働きもあるため、EDの予防や改善にも役立ちます。

タウリンの一日の摂取目安量は、約800mg前後といわれています。
蜂の子に含まれているタウリンの量は、蜂の子約100gあたりに約31.0g程度です。
タウリンを過剰に摂取した場合、摂り過ぎた分は体外へと排出されます。
一度に多く摂取しても排出されてしまうため、毎日継続して摂取することが望ましいです。

まとめ

蜂の子には、アミノ酸やビタミン、ミネラルなど精力アップに役立つ様々な栄養素が豊富に含まれています。
これらの栄養素によって、精力が高めるだけでなく、疲労の回復や血行の促進も叶えられ、毎日をより元気にいきいきと過ごすことができます。

精力アップを目的として蜂の子を摂取する場合は、蜂の子をサプリメントで摂取すると良いでしょう。
蜂の子のサプリメントによっては、栄養価が最も高くて重量が重くなる生後21目頃のオスの蜂の子のみを使用して作られているものもあります。

こういった質の良い蜂の子のサプリメントを継続して摂取することで、精力の向上と健康維持が実現されるのです。
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